秋ー春にかけては色々な果樹の植え付け時期。旦那からのクリスマスプレゼント、Asian Pear Treeを植え付けました!
大体の木の植え付けも基本は同じなので、覚えておくと便利ですよ。
日本梨ー植え付け場所の選定と土の準備
3.5m離して植えると書いてありましたが、そんなに場所がないのでりんごの木から2m位離れた所をチョイス。私の背丈位でキープする予定なので良しとします。日当たりがよく、近くに小屋があって結構風から守ってくれる所です。
梨は水はけが良い土が好き。ここはイギリスの典型的な粘土質の土なので、前もって土壌改良をするのがベストです。でもサプライズだったのでその時間がありませんでした。通常は水はけを向上するために有機物を混ぜたりするのですが、完全に分解するまで数ヶ月はかかります。鉢植えであったら待てるのですが、今回は裸根/ベア・ルーツ。届いたらすぐ植え付けなくてはいけません。クリスマスを大分過ぎた1月に届いたのは良かったけれど(クリスマス・ホリデー中に植え付けはしたくない ^^:)
なので準備としては雑草取りだけをしました。(伸び放題で大変だった…)
日本梨ー穴を掘る
それでは穴を掘ります。

四角い穴です。壁は全て90度。横幅は根が収まる位。1度も耕したことがないかちこちの土だったら、もっと広く堀ったほうが良いと思います。深さは大体シャベルの刃の部分の高さ。重要なのは、深さはナーサリー・マーク/nursery markと揃えることです。ナーサリー・マークとは、木の幹の下の方にある地上部分と地下部分の境目です。ずっと地下に埋まっていた部分は地上部より色が濃くなっているのでわかります。わからない場合は、一番上の根から指2本ぐらい上にして下さい。
まっすぐな棒を穴の上に置いて、ナーサリー・マークと合わせます。そして深さを調整していきます。深く掘り過ぎないように注意。木が沈んでしまう恐れがあります。

日本梨ー添木を設置
次は添木 (stake)を立てます。木を植えた後だと根を傷つける可能性があるからです。
添木を立てる場所を決めるのには、風が吹く方向を知る事が大切になります。ここは西から東へ吹くので、木の西側に立てます。風に吹かれた時、木が添え木から離れる感じですね。
木を一旦根が乾かないところへ移動させます。私は送付されてきた時に入っていたビニール袋に戻しました。
本当は植える前に30分位水につけて置くと良いようです。

真っ直ぐに立てて、ハンマーで叩いてしっかりと土に差します。
本当はもう少し細くてもっと短いものが良かったのですが、近所に売っている中でこれが一番小さかったのです。ベア・ルーツなので、時間のかかるネット注文はリスキーだし。切ろうかとも思いましたが、長いままの方が後で色々使えるオプションが多くなるかなーと思いそのまま使いました。
日本梨ー木を添木に固定

添木がしっかり立ったら、木を添木に固定させます。「添木を木に」ではありませんよ。
イギリスではそれ用の大きな結束バンドみたいなもの(tie)が売っています。木と添木の間は少し開けて下さいね。
根はしっかり張れるように、優しくほぐして伸ばします。
日本梨ー土を戻す
土を穴に戻していきます。今回は水はけがとても心配なので、gritを混ぜました。有機物を入れてしまうとー特に根の下ー土がだんだん沈んでいくからです。一番良いのは、植え付け数ヶ月前に有機物を混ぜておく事です。
戻し終わったら、足で軽く踏んでエアポケットを取り除きます。
ここでしっかりと水やりをします。
日本梨ーマルチ
最後にマルチングをします。
腐葉土/leaf mouldや堆肥/compost等の有機物を5-8cm位木の周りに載せます。木の周りは直径10cm位開けるようにして、木に触れないようにするのが大切です。Soil improverやsoil conditioner、horse manure(完全に腐ったもの)でもOKです。
マルチングをする理由は、水分の蒸発を防ぎ雑草を生えにくくするため。そしてゆっくりと微生物に分解されて、土の質を高めます。
木の梱包にたくさん藁(わら)が入っていたので、それを敷き、上にガーデンセンターで買ったhorse manureを載せてみました。全然分解されていないものはリスキーかもしれないのでちょっと不安ですが…


おまけ
土を掘りましたーということは前回の記事を読まれた皆さんならもうおわかりかと思いますが、あのかわいいロビンちゃんが挨拶しにきましたよ♪

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