先日BAFTAでの試写会に行ってきました。(恥ずかしながら)聞いたことのない監督さんだったこともあり、さほど期待していなかったのですが、これが大当たり!是枝監督の「万引き家族」以降、私のなかのイチオシ映画になりました。
是非みなさまにも見ていただきたいので、おすすめ理由を書いて行きますねーもちろんネタバレなしです!
おすすめ理由1 ー コメディーだけど心の底から暖まるお話
よくありそうで昨今実はあまりお目にかからない、「心底いい気持ちにさせてくれる」映画です。くすっと笑わせてくれるコメディーではあるのですが、それ以上にヒューマンドラマ的な深いが重くない要素がたんまりあって。笑い・温かみ・感動、全てが絶妙バランスなんです。
おすすめ理由2 ー 素晴らしい演技

主役のブレンダン・フレイザーさんは、日本で売れない役者だけど、日々の小さなことでほっとする、優しいけれど強い外人、もうそのものでした。
めっちゃかわいい美亜を演じたゴーマン・シャノン眞陽ちゃん、素晴らしい子役でした!全てが自然でもう大人顔負けです。
あと全ての俳優さんがもう良すぎてひとりひとり書くと論文になってしまうので、ここで止めておきますね。
おすすめ理由3 ー 素晴らしい監督、Hikari

Hikariこと宮崎光代さん。
「みつよ」は日本人以外には発音しにくいし、あのジブリの宮﨑駿さんの娘かと思われたりしたので、ポジティブなイメージがある光、にしたそうです。
「アジア人」「女性」ということで、ハリウッドではかなり苦労をされたそうです。私も結構それでアメリカとイギリスでハンデだったこともあり、とても親近感を持ちました。
「自分が「やってみたい」と思ったことがあれば、それがどれほど不可能に近く、今の自分には届かない場所にあるように見えても、ぜひ挑戦してみてください。行動を起こすことでエネルギーが動き、必ず何かしらの扉が開かれます。その先にあるものが、当初求めていたものと違っていたとしても、そこに至るまでの経験や出会いは必ず私たちの魂を成長させ、振り返ったときに想像を超える学びを与えてくれるはずです。
そして、答えは常に自分自身の中にあります。たとえ家族や親しい友人であっても、他人の意見に惑わされることなく、自分の直感を信じて歩みを進めてください。まだ見ぬ素晴らしい世界を、読者の皆さんが体験されることを心から願っています」
(出典:https://www.elle.com/jp/culture/movie-tv/a68049446/japanese-female-director-hikari-interview/)
私もあまり人がやらないことに挑戦し、誰に迷惑をかけるものでもないのに家族や知り合いに反対され、心折れながらも頑張ったことが多々あります。なのでこの言葉にじーんときました。自分に自信がないので本当にいつも落ち込むのですが、レベルは違えど同じように頑張っている人がいて、とても心強く感じました。
最後の方はかなり自分の世界に入ってしまいまして、すみません。
アメリカでは既に公開されていて、日本とイギリスも2026年には公開されるそうです。
笑いながらも(お涙ちょうだいではなく)じーんときたい、ほっこり心があったまりたい、という時に是非是非見て下さいね。

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