ここのところロンドンで桜が見れる所が増えてきました。キューガーデン、リージェンツ・パークなどなど。でも日本の5月の風物詩、ツツジがどどーんって見れる所ってそうそうないんですよね。私が知っているのはここ位です。園芸教室の生徒さんに「もう見頃になってますよ」って教えてもらって、急いで行ってきました。
イザベラ・プランテーションはロンドン南西部のリッチモンド・パーク／Richmond Parkの中にあります。広大な自然のパーク内に位置する人工的に植栽を施した所で、柵で囲ってある森林庭園です。
イザベラ・プランテーション
概要
1980年代頃に始まり、1953 年に初めて一般公開されました。関東地方と同じ4月下旬から5月上旬に花のピークを迎えるツツジで最もよく知られています。現在はロイヤル・パークス／Royal Parksが管理をしているようです。
森林公園の名にふさわしく、小さな森に来たような感じがします。シャクナゲ、椿、ヘザー、マグノリア、もみじ等々色々な植物が植っていて、四季折々楽しませてくれそうです。池や(私は見逃しましたが)滝もあるようです。イギリスの春の風物詩イングリッシュ・ブルーベルは、そろそろ終わりそうでした。
つつじ
今年は全てのお花の開花が早いような気がします。つつじもほぼ満開でした。でもまだつぼみの木もあったし最近の寒い気候もあるし、5月上旬まで楽しめると思います。
日本のきれいに剪定されたつつじと違って、結構アバウトな剪定、又は自然のままに放置(？)されているものも結構ありました。それが「森林」の雰囲気にとっても合っているなーと思いました。色々書くより画像を見ていただくのが一番ですね。
他のいきもの
オーガニック／有機栽培で管理されているおかげか、豊かな動植物が生息しています。
植物以外にも、様々な鳥、コウモリ、昆虫が生息してます。鳥のさえずりを聞きながら森を歩いていくと、鮮やかなツツジが目に飛び込んでくるのは、とても楽しい経験でした。
出口近くの池にはマンダリン・ダック／Mandarin duckが悠々と泳いでいました。イギリス原産でないのに、結構見かけるんですよね。
アクセス
イザベラ・プランテーションのサイトには、4ー5月に早く閉まる日が少しある以外は、リッチモンドパークの開園時間をチェックするよう書いてありました 「歩行者用ゲートは、11月ー12月初旬、2月ー3月初旬までの6週間の鹿の殺処分期間を除き、24時間開放されています。この期間中、歩行者用ゲートは午前7時30分から開き、午後8時に閉まります」
場所：Richmond Park, Richmond upon Thames, Greater London
https://www.royalparks.org.uk/visit/parks/richmond-park/isabella-plantation
おまけ
リッチモンドパークは鹿さんで知られています。イザベラ・プランテーションを出たところから50mほど離れた先で鹿さんグループを発見しました。
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