おっきな街路樹がある通りが多いロンドン。秋になると道は落ち葉で溢れかえります。

たまりにたまった落ち葉の山にダッシュして、葉をけちらして楽しむ私人も時々います。しかしこの落ち葉はどうなるのでしょうか?
自治体が集めてくれる
ご想像の通り、個々の自治体がお掃除して持っていってくれるのです。
私の住む所では、熊手/ほうきで掃き集め、緑の袋にどんどん詰めていきます。その袋は道に並んで置き去りにされ、後日回収されているようです。

この緑の袋は無料で手に入れることができるらしく、自分で集めて道に置いておいても良いそうです。何せどの道にも落ち葉が溢れかえるので、自分の住む所に来てくれるのに時間がかかったり、又きれいにしてくれた後に新たな落ち葉がたまったりしますからね。
腐葉土を作る!
家の前には塀がないので、風向きによっては前庭にめっちゃ落ち葉がたまることがあります。昨日掃除したばかりなのに、朝玄関のドアを開けると落ち葉の山!でげんなりなんてことも…
しかしガーデナーの私は発想を変えました。落ち葉は「ゴミ」ではなく、「自然からの贈り物」なのだと。そうです、園芸にかかせない「腐葉土」を作ることにしたのです。日本の園芸店ではお馴染みですが、イギリスでは売っていないんですよね。なので自分で作るんです!
作り方はいたって簡単。ゴミ袋に葉を入れ、乾いていたら水をジョウロでかけて濡らし、開け口を緩く閉めます。袋に穴を園芸用フォーク(下のリンク先を参照)などで数カ所開けて、庭の片隅に放置します。2年位でに完全に分解します。
出来たものは、「土」に見えます。水はけを良くしたい土に混ぜます。栄養素はないので肥料代わりにはなりません。1年後くらいのものも、マルチとして使えます。「マルチ」とは、水の蒸発を防いだり、雑草を生えにくくしたり、冬の寒さから植物を守ったりするために、土の表面にのせるもののことですね。
もっと詳しく知りたい方は、RHS(英国王立園芸協会)のサイトを見てみて下さい。Googleで「Leafmould RHS」と入力、検索結果の該当するものの横にある「このページを訳す」をクリック。こうすれば簡単に日本語で読めます^^
と言う事で、今では家の前に落ち葉が溜まっていると、嬉しくなるようになりました。
カウンシルが集めた緑の袋も持って行って良いらしいので、来年は車の通りが少ない道の物(公害が少ない)をいただいてしまおうと企んでます。
おまけー家の黄色くなったもみじ
家には3つもみじがあります。
赤く紅葉するもの。
オレンジ色になるもの。
黄色になるもの。
ある年はみんな一緒に紅葉したけれど、今年はひとつずつ。今は最後の黄色いものが秋の終わりを告げています。

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