イギリスのツアーに参加して、飛行機で5時間、初アラブ圏へ行って来ました!
アラブにはずっと行きたかったのですが、常に何かが起こっていて延ばし延ばしに。ついに予約したものの、お隣のイスラエルがイランに攻撃され…キャンセルか⁉︎とびくびくしたりキャンセルされるのを願ったりと気持ちのジェットコースターのまま突入してきました!
しかし私の心配はすぐに吹っ飛び、めちゃくちゃいい国とわかり、大満喫。そして特に日本人におすすめできるなーって思いました。
おすすめ理由をひとつずつ、説明していきますねー
今めっちゃ空いている!
お隣のイスラエルで大変なことが起きているせいか、観光客が激減。ペトラ等メジャーな場所は結構観光客がいたけれど、混雑はしていません。小さめの名所では、私のツアーの人たちだけっていうのもありました。なのでゆっくり、じっくり見て回れるし、写真を撮るのもストレスフリーで最高!
どこの観光地に行っても危ないことはなく、素朴でフレンドリーな人々が平和な日常を送っていました。
ちなみに現在のイギリス政府のトラベル情報では、国境を除いては旅行可になっています。
安全
初日は首都アンマン。都市は危ないんだろうと身構えていた私は拍子抜け。ホテルの周りは繁華街。マーケットで屋台がたくさん出ていましたが、全然怖いと思いませんでした。お店の人も「安いよー!」とか道ゆく人に声をかけたりしますが、しつこくありません。家族連れや女性ひとりが夜(暑いので夜外出する人が多い)普通に歩いています。
パレスチナ人、シリアやイラクからと、移民ウェルカムな国なんですが、皆仲良くやっているようで、移民が多い国にありがちなテンションが感じられません。

トイレがどこに行ってもきれい
先進国ではないのですが、観光地&ホテルのトイレがどこに行ってもきれいなんです!
その上クリーニング剤か芳香剤かのいい香りまで漂ってきます。そしてウォシュレットがわりになる小さなハンドシャワーが常備!シンプルで電気もいらず故障してもすぐ直せそうで、ウォシュレットよりコスパが良い?とにかく清潔好きな日本人にとって大きなポイントです。
ちなみにトイレットペーパーは近代的なホテルや建物では流せますが、それ以外は備え付けのゴミ箱にいれます。
ご飯がほとんどの食事に出てくる
ご飯がほとんどの食事に出てくるんです!(感涙)
さすがにもちもちの白米ではなく長めのパサっとしたものですが、美味しく味付けされていておかずがなくても進む進む。海外旅行ではご飯様にお目にかかれないことも多く「米をくれー!」と叫び出しそうになる私も大満足。

人々がフレンドリーで素朴
ミニスーパーのナッツの量り売りで、突如出現したアジア人女性の身振り手振りを一生懸命理解しようとしてくれた店員さん。ペトラ遺跡で石ころ?みたいのを並べて売っていた子供達もしつこく買ってくれーとは言いません。私たちが買わないとわかっても、笑顔でバイバーイって感じです。
物価が安い
1ポンドが大体1ディナールと換算がめっちゃ簡単!
簡単ランチは10ディナールを切るし、ディナーは15ディナールとイギリスのランチより安い!今イギリスでランチは20ポンド、ディナーは50ポンドくらいですからね…
7つの世界遺産
- ペトラ遺跡(Petra)
登録年: 1985年
観光客一番人気。古代ナバテア王国の都市遺跡で、崖の岩を削って掘って建てられた壮麗な建築が特徴です。ペトラは「ピンク・シティ」とも呼ばれ、その美しい岩肌の色が印象的です。トップ絵が一番有名な建造物です。
- ウム・アル=ラサス(Umm ar-Rasas)
登録年: 2004年
古代ローマ帝国時代の都市遺跡で、聖ステファノ教会のモザイク床が特に有名です。ビザンチン帝国時代の建物や教会の遺構もあります。

- アッ=サルト(As Salt)
登録年: 2021年
アス・サルトは、オスマン帝国時代の影響を受けた多文化共存の街で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が共存。寛容な精神とホスピタリティが感じられる場所として、世界遺産に登録されています。

- ワディ・ラム(Wadi Rum)
登録年: 2011年
美しい砂漠の景観が広がる場所で、「アラビアのロレンス」、「デューン」、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」などなどの映画の撮影地としても有名です。独特の岩山や広大な砂漠が広がり、自然の美しさを感じられます。別世界感にどっぷり浸れます!

- イエス・キリスト洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」(Bethany Beyound the Jordan; Al-Maghtas)
登録年: 2015年
この地は、ナザレのイエスが洗礼者ヨハネにより洗礼を受けた場所として信仰されており、今日もキリスト教徒の巡礼地となっています。

- アムラ城 (Quseir Amra)
登録年: 1985年
クセイール・アムラは8世紀初頭に建設されたヨルダンの城塞で、ウマイヤ朝のカリフの住居兼要塞でした。特に壁画が美しい受け付けホールと公衆浴場が有名で、当時の芸術や生活様式を反映しています。

- ウンム・アル=ジマール(Umm Al-Jimal)
登録年: 2024年
歴史的な集落で、5世紀から8世紀にかけてビザンチンおよび初期イスラム時代の建築物が保存されています。ナバテア王国時代からローマ帝国、ビザンチン、イスラム時代にわたり発展し、地域特有の玄武岩を使用した建物が特徴です。また、革新的な水収集システムがあり、乾燥地帯に適応した生活が支えられました。
ヨルダンはこれらの世界遺産を有し、豊かな歴史や自然を堪能できる国です。訪れる場所によって、まったく異なる魅力を感じることができるでしょう!
日本にゆかりがある
訪ねた美術館のうち3つが、日本の支援で作られていました。ヨルダン美術館、ペトラ美術共近代的で素晴らしく、展示の仕方も美しくわかりやすかったです。

今回はここまでですが、訪ねた先のレポート、そしてもちろん植物達の紹介もしたいと思っておりますのでお楽しみに!
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