*英国でわくわくドキドキガーデニング*

2025年4月 イギリス・ロンドン自宅のお庭

Lithodora Blue Star ガーデン
Lithodora zahnii Blue Star

イギリスで一番外出が楽しい季節がやってきました!
春〜夏は日も長くなり、お天気でからっとしている事が多く、植物が一斉にぐんぐん育って道を歩いてるだけで浮かれてきます。昨年は雨が多くてなめくじ&カタツムリ大発生でしたが、今年は今の所いい感じです♪ それどころか例年より植物の成長や開花が早い気がします。

前回のブログ後から4月の中旬まで日本にいました。帰英してみるとうちのお庭がジャングルのようになっていてびっくり!日本での怒涛の忙しさと時差ぼけでへろへろになっていたのですが、お日様の元でお手入れをしていたら、あっという間に元気になりました。太陽は体内時計をリセットしてくれるのですね。

と言う事で、今回はカラフルになったうちの庭で咲いているお花をご紹介したいと思います。

チューリップ

Tulips
終わりかけのふわふわチューリップに混ざって、キリッと本来のチューリップらしいチューリップが咲きました

もうそろそろ終わりですね。私はチューリップがめっちゃ好きなんです。こんな可愛い形をしたお花ってなかなかないじゃないですか。なので毎秋植えます。違う色や形がいっぱいあって、いつも選ぶのに困ってしまうんですよね。今回買ったものはうすいピンク系の八重咲だったのですが、ひとつだけ遅咲きの違う種類が混じっていました。原種返りかな。こういうサプライズも楽しい〜♡

パンジー

パンジー
鮮やかな色のパンジーも素敵ですが、こういう淡い色のもの、大好きです

冬の間はじっと耐え、春の訪れと共に咲き出したパンジー。まだまだ頑張ってますよ。切り戻しをした方がいいのかなーと思いつつ、この垂れた感じで地面近くを華やかにしてくれているので、このままでいいかなーと放置しています。

チョイジア・サンダンス

<i>Choisya ternata</i> Sundance
Choisya ternata Sundance

毎年ほのかな香りのするお花をたくさんつけるのですが、今年は過去最高です。お庭の一番後ろにあるのですが、お家から見てもゴージャス!冬の間に株分して植え直したヒューケラ達も元気に育っています♪ヒューケラの左のシャクヤクはもっと日当たりのいい所に植え替え計画中。花付きがイマイチなんですよね。

ツルマサキ vs ツツジ

Euonymus fortuneiRhododendron ‘Satsuki’

黄色のツルマサキと真ピンクのサツキのコントラストが人目をひきます。常緑なので、冬の間も寒々とした雰囲気を和らげてくれるコンビです。

すずらん

<i>Convallaria majalis</i> var. <i>rosea</i>
Convallaria majalis var. rosea

北向きの端っこの暗いところに、ひっそりと顔をだしたすずらん。ちっちゃくてめちゃくちゃかわいい!すごく素敵な香りもあって。白とピンクを植えたのですが、ピンクだけ頑張って春の短い間、目と鼻を楽しませてくれています。

エリゲロン

Erigeron karvinskianus
Erigeron karvinskianus 石段の隙間からも咲いたりします

イギリスに来て、魅了されてしまった植物のひとつです。もう少し経つとちっちゃなお花がピンクがかって、白とピンクの共演になるんです。

リソドラ

Lithodora zahnii
Lithodora zahnii Blue Star 青い星に白い線を描いたよう

ちっちゃな青いお星様をちりばめたようなお花がとってもかわいらしい植物です。高山植物で地面から5cm位の高さで少しずつ横に広かっていきます。

カラクサナズナ vs サキシフラガ・ピーターパン

Hornungia_alpina と Saxifraga ‘Peter Pan’
Hornungia_alpina Saxifraga ‘Peter Pan’

こちらも高山植物の共演です。白と赤の小花のコントラストが素敵です。ちっちゃいお花ばっかりですね〜私の好みがばバレバレですね。

ナデシコ (高山性)

Dianthus ‘Arctic Star’
Dianthus ‘Arctic Star’ カーネーションのミニバージョンみたい

こちらの高山植物も咲き始めました。白いお花が次から次に咲いて、かなり長くお花を楽しめます。香りもあっていつも顔を近づけてしまうのです。シルバーのリーフと相まって爽やかな雰囲気を作ります。

近所の公園からーフジ

それでは巷ではどんな植物が皆を楽しませてくれているのでしょうか。

Wisteria sinensis
Wisteria sinensis 公園や大きいガーデンでは、パーゴラやアーチに這わせたりします

あまりにもお天気が良過ぎて、藤の色が白飛びしちゃって残念ですが、本物はめっちゃ豪華です。

イギリスで一番よく見かける藤の仕立て方は、家の正面に這わせる、です。うちの近所でも何軒かありますが、ほんと美し過ぎて立ち止まってしまいます。

近所の公園からーブルーベル

<i>Hyacinthoides hispanica</i>
Hyacinthoides hispanica スパニッシュ・ブルーベルはイングリッシュ・ブルーベルを駆逐するのでよく敬遠されます

春完全到来!を告げるイギリス人大好きブルーベルです。が、これはイギリスのではないですね…。

イングリッシュ・ブルーベル/Hyacinthoides non-scripta は濃い青紫色の花が片側に垂れ下がりますが、スパニッシュ ブルーベルは背が高く、葉が広く、より直立した開いた鐘型の花を咲かせます。でもお互いに交配して見分けが出来にくくなっているそうです。前にも書いたのでよろしければこちらもお読み下さい♪

近所の公園からー麦みたいな植物

Hordeum murinum subsp. murinum
多分ムギクサ/Hordeum murinum subsp. murinum

このムギ、めっちゃ美しくありませんか? 昨年もこのテクスチャに一目惚れしてしまって、ドライフラワーにならないかと試したのですが、種がボロボロ落ちてしまうので諦めました。やっぱりこうして生えている所を楽しむことにします。

みなさまも春を満喫されていることと思います。これからも一緒に植物を楽しみましょう!

コメント